2009年07月12日

ベーチェット 病 治療

ベーチェット 病の副症状が主体となる時は、ベーチェット病の病状は非常に多様になります。

従って、すべての病状に対応できる単一の治療があるわけではありません。
個々の患者の病状や重症度に応じて治療方針を立てる必要があります。

主症状に関しては、寛解、再燃を繰り返す事が多く、10年くらいたつと病気の勢いは下り坂となり、20年くらいをこえるとほぼ再燃しないと言われています。

しかしながら、「眼病変」は、治療が遅れると失明することもあり、若年者の失明の重大な原因の一つとなっています。

ここでは、代表的な事例を掲載します。
(難病情報センターより)

@ 眼症状:
 虹彩毛様体など前眼部に病変がとどまる場合は、発作時に副腎皮質ステロイド点眼薬と虹彩癒着防止のため散瞳薬を用います。

 視力予後に直接関わる網膜脈絡膜炎では、発作時にはステロイド薬の局所および全身投与で対処します。
 さらに積極的に発作予防する必要があり、その目的でコルヒチンやシクロスポリンを使用します。
 2007年1月、世界に先駆けてわが国で、インフリキシマブ(抗腫瘍壊死因子抗体)が難治性眼病変に対して保険適用となり、従来の治療薬にない素晴らしい効果を示しています。

A 皮膚粘膜症状:
 口腔内アフタ性潰瘍、陰部潰瘍には副腎ステロイド軟膏の局所塗布が効くことが多く、また、口腔ケアや局所を清潔に保つことも重要です。
 また内服薬としてコルヒチン、セファランチン、エイコサペンタエン酸などが効果を示すことがあります。

B 関節炎:
 コルヒチンが有効とされ、対症的には消炎鎮痛薬を使用します。

C 血管病変:
 副腎皮質ステロイド薬とアザチオプリン、シクロフォスファミド、シクロスポリンAなどの免疫抑制薬が主体です。
 また、我国では深部静脈血栓症をはじめ血管病変に対しては抗凝固療法を併用することが多いのですが、諸外国ではこれに異論を唱える研究者もいます。
 動脈瘤破裂による出血は」緊急手術の適応ですが、血管の手術後に縫合部の仮性動脈瘤の形成などの病変再発率が高く、可能な限り保存的に対処すべきとの意見もあります。

D腸管病変:
 副腎皮質ステロイド薬、スルファサラジン、メサラジン、アザチオプリンなどを使用します。
 難治性であることも少なくなく、最近では、TNF阻害薬の有効性が報告され、その効果に期待がもたれています(保険適応外)。
 消化管出血、穿孔は手術を要しますが、再発率も高く、術後の免疫抑制剤療法も重要です。

E 中枢神経病変:
脳幹脳炎、髄膜炎などの急性期の炎症にはステロイドパルス療法を含む大量の副腎皮質ステロイド薬が使用され、アザチオプリン、メソトレキサート、シクロホスファミドなどの免疫抑制薬を併用することもあります。
 精神症状、人格変化などが主体とした慢性進行型に有効な治療手段は乏しいのですが、メソトレキセート週一回投与の有効性が報告されています。
 また、治療抵抗例にはTNF阻害薬も試みられています(保険適応外)。眼病変に使われるシクロスポリンは禁忌とされ、神経症状の出現をみたら中止すべきです。
posted by be-chetto at 17:03| ベーチェット 病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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